“僕のこれまでには、必要な時、必要な人がいてくれたんです”

 

“すべて、巡り合わせでした”

 

 

早川 滉騎 (はやかわ こうき) 26歳

キャストネーム:パル

現在、天白スタジオでチーフを担うフォトグラファー

 

 

 

いい意味で、力が抜けていて 自然体

感情の起伏があまりなく  常に穏やか

 

 

彼と話しているとだんだん彼のペースになっていくような

自分が少し急いでいたかのような感覚になる

そんな不思議な魅力を持つ。

 

 

ちょうど4年前の2015年4月 新入社員として入社した彼は

保育士を目指して大学の教育学部に在籍し、保育士免許を取得するも

職種の全く異なるMemorisの門をくぐった。

 

「子どもが大好きで保育士を目指していましたが

実習で現実を知ったのが正直な話で。

Memorisは、子ども・ファッション・海外・雑誌とか

とにかく僕が好きなものがすべて生かされる場所だなってすごく感じています」

 

 

「Memorisのことを知ったのは偶然なんですが

ここしか考えられないくらい決意は固まってましたね。

だから、こんな僕を採用してくださって本当に感謝です。」

 

彼から出てくる言葉には

“自信” のそばに 必ず “謙虚さ” がある

そして、優しい。

 

 

「1年前、豊田スタジオで初めてチーフを任せていただいた時に

チーフとしての責任感の重みを痛感しました。」

 

それまでサブチーフだった彼が

チーフになった途端に初めて “できない” に直面し、自信をなくしたのだという。

 

 

「その時に大きな存在だったのが、ドンさんでした。

僕が言ってもなかなか伝わらないようなことも、ドンさんが言うと違ってて。

ドンさんは “見抜く力” がすごいんです。

伝え方も、伝える人によって変えているくらい。

ただ優しいだけじゃダメなんだということも学びましたね。」

 

決してそれまで親交がなかったわけではない。

しかし、チーフという立場において行き詰まっていた当時の彼だったから

ドンキの言葉や 背中から伝わるひとつひとつが

ストレートに入ってきたのだと言う。

 

「あと、僕はどこかで “自らムードメイカーにならなければいけない”という先入観があって。

でもそれが自分にとって苦しくて。

その概念を払拭してくれたのがドンさんでした。

今でも一番尊敬しています。」

 

 

「実は、もう一人いて。」

 

一息ついた後

彼はゆったりとした口調で こう続けた

 

「白壁スタジオでチーフをさせていただいた時、

メンバーの離職問題に直面したんです。

僕はなんて声をかけたら良いのか分からなくて・・・

その時、“自分の言葉で良いから、一生懸命伝えることが大切”

と教えてくださったのが現在一宮チーフの左高さんでした。

左高さんにはお客様やメンバーへの気持ちの寄り添い方を

学ばせていただきました。

僕は男だから、女性が多いMemorisでは女性の気持ちに寄り添うことができなければ

やっぱり難しいなと。

でもそれが結果、男としても人間的にも成長できるきっかけになった気がします。」

 

 

「他にも、今は店舗がバラバラになってしまったけど

豊田で一緒に働いた、まーくん・いけちゃんがいたから

今の僕があると思っています。」

 

彼らしく、感謝とともに たくさんのメンバーの名前がでる。

 

「チーフになってから、年上のメンバーや

ママとして働くメンバーの力の大きさに改めて気づきました。

自分ができることとできないことを知って、何事にも素直に向き合うこと。

そして相手を尊敬すること。

これが自分を成長させる僕の秘訣です。」

 

 

「今まで悩んだことを僕は “壁” だとは思っていません。

いつだってその時に 必要な人がそばで助けてくれていたから。

すべてが巡り合わせ。悩むことも立ち止まって考えることも必要なことなんです。

そして、僕がしてもらってきたことは後輩や店舗のメンバーにも伝えていきたい。

だからいち早く悩みに気づいてあげられる人になりたいし

いつも話が聞けるスタンスでいるように心掛けています。」

 

 

『穏やかで 優しくて、頼もしい

サブチーフだった時のパルくんと印象が全然違う』

 

 

他のメンバーが口を揃えてこう言う。

その理由が、そこはかとなく伝わってくるのを感じた。

 

 

“チーフ” として一皮も二皮もむけた彼

私が知っている以前の彼の姿はもうなかった。

 

フォトグラファーとして チーフとして、そして一人の男として

まだまだこれからも 彼らしい成長を見せてくれそうだ。

 

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Photo by >> Kei Nagamine (donki)